就寝時、10秒以上呼吸が止まったり、呼吸が浅くなっている状況が1時間に15回以上(AHI>15)もしくは5回以上あって昼間の倦怠感や眠気がひどい場合に診断されます。
通常、内科や睡眠外来があるような心療内科・精神科で検査します。入院施設がある病院診療所で1泊モニターを装着し、呼吸状態や脳波などの計測を行い検査します。
※当院では検査は行なっておりません。
睡眠時無呼吸症候群
Sleep Apnea Syndrome; SAS
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中呼吸がしにくくなり、何度も呼吸が止まってしまう病気です。低酸素状態になることで脳に対する睡眠が妨げられ、脳が疲れて昼間に眠気に襲われたりする症状を示します。
「いびきが途中で止まって、息していないよ」など同居されている方から指摘されていると睡眠時無呼吸の可能性が高いと思います。また、自分のいびきで起きたり、呼吸が止まって苦しくて起きたりします。起きた時のだるさや頭痛なども関連している可能性が高いと思います。
就寝時、10秒以上呼吸が止まったり、呼吸が浅くなっている状況が1時間に15回以上(AHI>15)もしくは5回以上あって昼間の倦怠感や眠気がひどい場合に診断されます。
通常、内科や睡眠外来があるような心療内科・精神科で検査します。入院施設がある病院診療所で1泊モニターを装着し、呼吸状態や脳波などの計測を行い検査します。
※当院では検査は行なっておりません。
・保険範囲
診断書を医科でもらっていただければ、保険治療でマウスピースを作ることができます。3割負担の方でおおよそ1万円で作成できることが多いです。
上下の歯形をとって上下のマウスピースを動かないように固定します。この時、下顎が前にでる位置で固定します。(わざと受け口にしてとめる)そうすることで喉の奥の空間が広がって、息が通りやすくなる効果を狙います。
・自由診療
診断書をお持ちではないけれども、作成希望の方は自由診療になります。
自由診療になると装置が少し小さくなり、多少顎が動かせるタイプなので装着時の違和感や付け心地は保険のものより良くなると思います。
保険適応のものに比べて、マウスピースの間の空間が空いているので息の通り道が広いです。また上下が固定されて顎を動かすことのできなかったものがボタンを設けて動かすことができるため、違和感不快感が軽減できます。
(当院では5万5000円)
マウスピースでは改善しない方や重度な方は、鼻マスクにより空気を送り込み続けることによって風船を膨らますイメージで喉の奥を広げる状態を強制的に作ります。装置が必要なのと送り続ける装置が必要なため、音がします。医科ではレンタルできるところもあるようです。