生活習慣・食習慣
象徴的な話ですが、どれだけ定期検診に通ってもずっとチョコレート食べたり、不規則な生活が続いたり、甘いジュースばかり飲んでいたり、虫歯になりやすい環境が残っていると定期検診に行ったとしても、虫歯ができるスピードの方が早く再発してしまいます。生活習慣の改善や食生活の見直しが必要になります。
2次カリエスと言われる治療した部位の虫歯の再発にも注意が必要です。接着剤の劣化によって詰め物、被せ物は虫歯の再発リスクを抱えます。いつ接着剤の劣化で隙間が空き、虫歯再発が起こるかは噛む力や噛み合わせによっても違ってきます。ただ、虫歯進みだすと急に進むので定期的にチェックが必要です。
歯と歯の間に突然虫歯ができることがあります。クラックカリエスと呼んでいますが、歯と歯の間は圧力がかかった状態で密着しています。長期的に使う歯は長年の圧力によって急にヒビ(クラック)が入ります。クラックの幅はおよそ10マイクロ、細菌の幅は1マイクロと言われており、一回ヒビが入ってしまうと汚れが多い部分なのですぐ虫歯になってしまいます。フロスをしていても完全に防ぐことはできません。この辺りも定期的にレントゲン等で確認しておく必要があります。
→虫歯はフッ素塗布などで予防できますが、基本的には早期発見、早期治療と考えます。予防に行ったからと行って絶対虫歯にならないわけでもないです。悪くなりすぎる前に手を打っておくことが大切です。