金属アレルギーについて

ネックレスをつけるとかゆくなったり、指輪をつけるとその部分が赤く腫れる方がおられますよね。金属の種類によっては体と反応してアレルギーを起こすことがあります。歯科治療で使用される金属はアレルギーを起こす可能性がある金属が多く使用されています。歯科で使用される金属は、いろいろな金属の成分が混じった合金といわれるものです。
アレルギーを起こしやすい金属の代表的なものに、パラジウム、コバルト、クロム、ニッケル、水銀などがあります。これらの金属は歯科でよく使用されます。
特に代表的な「金銀パラジウム合金」「アマルガム(水銀)」についてお話しします。
アレルギーを起こしにくい材料

金合金
金はアレルギーが出にくい金属として有名です。

チタン
インプラントの材料にもなるチタンも体に取り込まれようとする材料で生体親和性が良いとされています。

セラミック
陶材、セラミックは瀬戸物のように長期的にも劣化もあまりなく、物性が変化しません。

ジルコニア
種類的には金属ですが、比較的安定している材料です。金属のように固く、色も白い材質です。セラミックでは割れるような噛む力が強い人などに使用することが多いです。
詰め物を入れてから体調悪くなった気がするなど、金属アレルギーかな?と気になる方はお気軽にご相談ください。歯科用金属をセラミックなどの材質へ変更されて症状が改善された方もたくさんいらっしゃいます。