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こんにちは
最近YouTubeでもいろいろ歯科の情報が発信されています。
共感できることもありますが、これは違うんじゃないかと思う情報もあります。いろいろな情報を知った上で、自分の口腔内はどうなのか、歯医者さんで相談されることをオススメします。
矯正されていない先生が矯正のお話をする動画もよく目にします。果たしてどうなのでしょうか?と思うこともありますが、いろんな意見を知った上で考えてみてください。
A1:後戻りは基本します。これは矯正の先生の腕に関わらず、原則治療後は起こるものです。動かした歯は靭帯に引っ張られて元の位置に戻ろうとします。例えば、抜歯して歯を並べた人は、抜歯した部分にまたスペースが空きやすかったりします。がたつきをほどいた歯並びも、そのままほっておくとがたつきは元に戻るでしょう。
ちなみに矯正をしていない人でも歯は動きます。一生動きます。それはもともと歯が当たる方向に対してまっすぐには生えていないからです。一般的には少し前に傾いています。経年的に前に倒れてくるので、特に下の前歯あたりからがたつき始めます。
矯正してない人でも歯は動くものですので、矯正された方でもまた動きます。少しでも動くのを防止するために、リテーナーと言われる後戻り防止装置を装着します。
A2:一般的に初めの半年は12時間以上、その後半年は8〜12時間、夜は一生していただくことが多いです。リテーナーをしていても若干動く可能性もあります。これは矯正の先生の腕にはあまり左右しないと考えます。
A3:全然違います。マウスピース矯正、特に当院でも行なっているインビザライン などは治療のゴールの歯並び、噛み合わせを決めて行います。その治療のゴールの設計は担当する先生次第です。噛み合わせが少し甘かったり、前歯の出っ歯具合だったり、リスクが大きい治療だったりします。
安心できる矯正の先生の見つけ方は、どこをどういう風に治したいか患者さんの希望をよく聞いてくださる先生、患者さん一人一人にあった個別のリスクや矯正の動かし方を説明してくれる、良い点もあれば悪い点(リスク)も説明してくれる医院がいいと思います。1件で決めずに何件か回って安心できるところで治療されることをオススメします。
一律で紙を読み上げるような説明をされる医院は不安になりますよね。
A4:いろんな医院さんのホームページ やインスタグラムにも治療前治療後として写真が載ってたりします。患者さんからすると綺麗に並んでるように見えても歯科医師から見るとこの矯正を写真に載せますか、と疑問に思うような症例もたくさんあります。特に多いのは前歯だけの部分矯正は、上の歯と下の歯が当たってない(オープンバイト)状態で終わられているケースが多いです。費用が安いというのもわかりますが、麺類が前歯で噛めなかったり、息漏れして喋りづらかったりトラブルも多いそうです。人によって歯茎の厚さや骨の厚みなど条件が様々なので一概には言えませんが、矯正をされている歯医者さんで相談してみてください。
前歯同士の間が空いている
A5:その方の歯のガタつきの原因にもよりますが、一番多いのは歯が大きく、歯の並ぶスペースが少ないことでがたつきが出ることです。スペースをどこかに作らないと並びません。
①抜歯:スペースがかなり少ない時ややむなしで必要になる場合があります。
②IPR、ストリッピング:歯と歯の間を少し削って歯を細くしてあげる方法があります。(0.5mm以内にとどめます)
③歯並び全体を大きくする:奥歯も外側に並べて前歯も前に出して、歯並びが並んでいる弧を大きくします。
④歯を後ろに動かす方法:限界量があります
もし仮に患者さんが①②の方法をしないとなると、無理やり並べると大抵、出っ歯傾向になります。成人矯正でもそうですが、小児矯正にも出っ歯で終わることが多いです。
結論、状況にもよりますが、本来、歯を削ったり、抜いたりしないといけない矯正の方が、それをしないで並べると出っ歯になってしまう矯正になる可能性が高いということです。骨が薄いと歯がグラグラになってしまうかもしれません
関連記事:
矯正、マウスピース矯正、インビザライン 、アイテロ(i-Tero)について相談できる
この記事書いたのは 医学博士 歯科医師 今井佑輔 です。
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大阪市旭区千林大宮に「ステラ歯科クリニック千林大宮」を開院し、院長を務めています。
「自分が本当に通いたい歯科医院」をモットーに、生まれ育った地元大阪で歯科医療で貢献して参ります。