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こんにちは ステラ歯科クリニック千林大宮 今井佑輔 です。
私は以前、小児歯科で4年ほど勤務していました。7割が子供の患者でした。その時に感じたことは、3歳以上のお子さんはほとんどの子が一人で診療室に入ってできるということです。
お母様からよく子供の治療、横についてないと心配だから横にいていいですか?とお伺いします。うちにも子供がいますので理解はできますし、通いだしてすぐの歯医者さん信頼もまでできていないけども大丈夫かしら?ご理解できます(小児歯科専用ページもご覧ください)
まずお子さんの社会性についてお話しします。
生まれてからお父さん、お母さんの顔見て育ってきた赤ちゃんは、お父さんお母さんを僕のお世話してくれるんだなあ〜と言葉にはしませんが理解しているはずです。そのため、泣いたりぐずったりすれば、お父さんお母さんが相手してくれる、世話してくれるとわかっているから泣くわけですね。つまり、お父さんとお母さんが近くにいてる状況では泣いたり、ぐずったりすると助けてもらえるとわかっているのです。
お父さんとお母さんと初めて離れて生活するのは、早いお子さんだと保育園、幼稚園、遅くても小学校から始まります。年齢的に2、3歳〜5歳くらいですね。僕らも対応を慎重にしないといけない年代です。お父さんお母さんから離れて生活する中で、初めは周囲の大人にわがまま聞いてほしいという思いから、泣いたりぐずったりすると思います。幼稚園行く前やついた後泣いてみたり、初めはあると思います。ただ、お子さんは大人が思っているより賢く理解しているので、泣いてもそんなに構ってもらえない、周囲のお友達とも仲良くしないといけないということを理解し始めます。そして先生や周囲の大人たちの顔色を見ながら、自分なりに我慢して周囲に合わせようとするわけですね。それを社会性と呼んでいます。
わかりやすくいうと
①家庭は自我(わがままいえる環境)
②保育園、幼稚園、小学校は社会性
(周囲の大人たちにいうことを聞かないといけない)
この2つの環境の違いを感じ取って②では頑張ろうをするわけです。
ここで歯医者さんに置き換えてみましょう。
診療室にお父さんやお母さんが入るとそこは①の家庭と同じ環境に
診療室に先生とスタッフだけの場合は②の社会性が必要な環境になります
②の環境に置かれると子供は自分で頑張ろうとします。①だと泣いてできなくなるのはそのためです。
よくお母さんが絶対一生入りたいという方がいらっしゃり、説明して納得していただけない方は、一緒に入られますが、たいていお母さんも一緒に入ると言ってしまってる手前、あとになって泣く子供を診療室内で叱りつけてしまいます。そうなると、診療室は子供にとってお母さんに叱られる場所となってしまい、二度と自分で入ることはできなくなるでしょう。
当院ではどうしても心配されるお母さんのに診療室で頑張っているお子さんをみておきたい方に、カメラモニターで見ていただきながら、お子さんとお母さんを離して治療する母子分離をお勧めしております。
一般的に幼稚園、保育園など社会性を必要とするところに通わせているお子さんなら母子分離でできると思います。3歳以下〜でどうしても緊急処置が必要な場合のみ抑制治療はさせていただきますが、お子さんの記憶に押さえつけられての治療の記憶が残りますので、あまり進めてはおりません。
また、麻酔もいつされたかわからないように工夫しておりますし、注射の恐怖もほぼないかと思います。痛みが出ないような治療をしておりますので痛くて次回から嫌だということも少ないと思います。
小児治療で悩まれている方はお気軽にご相談ください
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この記事書いたのは 医学博士 歯科医師 今井佑輔 です。
大阪市旭区千林大宮の相談できる歯医者さん
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大阪府大阪市旭区大宮2丁目27−23
TEL:06-6953-4182
FAX:06-6953-4186
大阪市旭区千林大宮に「ステラ歯科クリニック千林大宮」を開院し、院長を務めています。
「自分が本当に通いたい歯科医院」をモットーに、生まれ育った地元大阪で歯科医療で貢献して参ります。