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こんにちは ステラ歯科クリニック千林大宮 今井佑輔 です。
歯周病について少しお話しします。
歯槽膿漏とも言われる歯周病は、テレビコマーシャルの影響もあり一般的に浸透してきました。字のごとく、歯の周りの病気です。歯の周りに汚れがたまると菌の繁殖により菌が体の中に侵入しようとします。そこで体が菌の抵抗を防ぐために炎症反応を起こします。炎症反応が起きると血管が広がり、細菌と戦う細胞を集めます。体は細菌の侵入をふせぐため、陣を後ろに下げて侵入されないようにしようと自分の免疫反応で自分の歯を支える骨や歯茎を下げさせていくわけです。実は細菌が骨を溶かしているわけではないということです。
たばこと歯周病
昔からタバコは歯周病に良くないとされてきました。なぜでしょう？
ニコチン、タール、一酸化炭素この辺りがよく言われる有害物質ですね。ニコチンは免疫力を低下させ、炎症をあちこちで引き起こす原因になります。タールは歯の表面に着くヤニとして有名ですが、一酸化炭素は酸素が血液内に取り込まれるのを阻害します。歯周ポケット内が酸素不足に陥ると、空気が嫌いな歯周病は余計に繁殖してしますということです。また、歯周病治療を受けたとしても線維芽細胞や上皮細胞などの傷を治す細胞たちも活動が低下するのでよけい治りにくくなってしまうということです。
禁煙することで、血流も改善され２〜３日で戻るとされています。内部の組織たちも１年くらいかけて元の状態に戻っていくとされるため、一度吸ってしまったらやめても意味がないということはありませんので是非この機会に禁煙を考えられてはいかがでしょうか？
インプラントをご提案させていただくときに、３人に１人くらいの割合で喫煙の問題に直面します。インプラントも歯と同様の理由から大きなリスクになるわけです。大抵の医院ではタバコ吸われていると保証がうけれなかったり、断られる医院もあると思います。１箱５００円近くするタバコですが、１日に２箱吸われる方は、１日１０００円、１ヶ月に３万、１２ヶ月で３６万になるわけです。１年の禁煙でインプラントの金額近くの費用になりますよね。もちろん、経済的な面だけではありません。心臓病、肺がん、呼吸器疾患さまざまな病気のリスクをあげることになります。もちろんそんなことは百も承知でしょうが、ニコチンの依存性のためにやめることができないとみなさんがおっしゃります。もしインプラントをされるのであれば、私とお約束していただきます。
一人でやめるといってもなかなかやめにくいのも事実。本気で健康を考えてらっしゃる方には、前向きに応援したいと考えます。なのでぜひ私と信頼関係が得られる方は私と約束をしていただきたいと思います。偉そうに言いたいわけではありません。ただ私との約束が健康を見直すきっかけになればと思います。
歯周病、喫煙、ニコチンについて相談できる歯医者さん
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この記事書いたのは 医学博士 歯科医師 今井佑輔 です。
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大阪市旭区千林大宮に「ステラ歯科クリニック千林大宮」を開院し、院長を務めています。
「自分が本当に通いたい歯科医院」をモットーに、生まれ育った地元大阪で歯科医療で貢献して参ります。