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こんにちは、旭区の歯医者、
ステラ歯科クリニック千林大宮 今井佑輔 です。
日々進歩する医療の中で、目覚ましい発展と今後も伸びてくる分野は「再生医療」と「遺伝子治療」と思っております。
「遺伝子治療」とは、高血圧、ガン、糖尿病など人類の病気の大部分は遺伝子にかかわる病気と言われています。 現在は、倫理的観点からもごく一部の病気にしか遺伝子治療が行われていませんが、将来は根本的治療方法として広い範囲で行われる可能性があります。次の応用として、ガン、アルツハイマー病、せき髄損傷、パーキンソン病などの神経疾患、循環器病、感染症に対する遺伝子治療が考えられています。
医科のお話と思われるかもしれませんが、歯科において虫歯や歯周病に強い歯や歯並びも遺伝的要素が強いです。その設計図となる遺伝子を一部変えることにより、それらが解決できるかもしれません。
ただ、いろんなことができる時代になってしまうと、これまでの血筋やら人々の個性も失われていく時代になるかもしれませんね。嬉しい時代なのか怖い時代なのか、不安もありますよね。
これら遺伝子治療よりももう少し身近になってきているのが、「再生療法」です。IPS細胞や幹細胞という名前はみなさん聞かれたことがあるかと思います。何にでもなる（分化）細胞を体の至るところに、形を変え場所を変え応用することで体を治すものです。
歯の再生は人類の希望といっても過言ではありません。実は昔から研究は盛んに行われています。なかなか難しそうな様子です。動物実験で行われています。
体外培養による歯根歯周組織の再生。歯の頭を作ってから体外培養することで歯の根が形成された。（子供の科学2013年6月号）
なかなかサイズ感ときれいな形にするのは難しいようで、まだ当分先になりそうです。
歯の神経を抜く治療をされたことある人は多いと思います。神経を抜くと歯の強度も落ちるとされ、歯の寿命に大きく関わってきます。できる限り歯医者さんも神経を残そうとしますよね。
神経の再生は去年あたりから実は神戸市の専門病院で実は行われているのです。再生するにあたり、親知らずなどをぬいてその歯の神経の部分にある幹細胞を培養するわけです。たくさん増やしたのち、神経を抜いた空間にいれてあげることによって、神経がもどるという治療です。これはすでに行われている治療です。この治療には培養する設備がいるため、まだ普通の歯医者さんでは難しいです。
実は今現在できる病院が、神戸市中央区ポートアイランド内にある「RD歯科クリニック」さんだけだと聞いています。そして、今現在は神経を取ってすぐ幹細胞を入れる症例のみで行なっているということなので適応は限られるかもしれません。神経を抜いてしばらく経っている歯はまだ行っていないとのことでした。ただ、今後大いに貼ってしていきそうな分野です。臨床応用も広がり、適応も拡大にみなさんに提供できるようになればお届けしたいと考えております。
この記事書いたのは 医学博士 歯科医師 今井佑輔 です。
大阪市旭区千林大宮の相談できる歯医者さん
夜１９時までやってます（最終１８：３０）
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大阪市旭区千林大宮に「ステラ歯科クリニック千林大宮」を開院し、院長を務めています。
「自分が本当に通いたい歯科医院」をモットーに、生まれ育った地元大阪で歯科医療で貢献して参ります。