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こんにちは
ステラ歯科クリニック千林大宮 今井佑輔 です。
千林大宮駅すぐの、ステラ歯科クリニック千林大宮です。
子供の虫歯予防に使うフッ素、だいぶ浸透してきまししたね。
なんとなくいいのはしてるけど、果たしてどうなの?
いつから使える?何歳まで?
副作用はないの?
など意外と仕組みは知らなかったりします。有効性や役割についてお話しします。
フッ素の効果
①虫歯になりかけの状態を強くして、元の歯の状態に戻す
虫歯菌が歯の表面について酸を出します。すると歯が溶けかかるのですが、唾液などのカルシウム成分が染み出してきて、カルシウムで修復されていきます。再石灰化と言います。この際石灰化するときにフッ素を一緒に歯に取り込んでくれるので、歯が以前より強化されるといことになります。ハイドロキシアパタイトという構造が、フッ素が取り込まれてフルオロキシアパタイトに構造が変化し、酸に非常に強い歯になります。私も小さい頃から両親にフッ素をよくしてもらっていました。そのおかげもあってか、虫歯は少ないです。
②虫歯菌の出す酸自体を抑える
虫歯菌の活動自体を抑える作用があります。そのため、歯に対するダメージも少なくなり、虫歯リスク自体も下げることができます。
効果的なフッ素のタイミング
生えてきたての歯に対しフッ素を塗布するのが、一番取り込まれやすく効果が高い時期といえるでしょう。乳歯でも永久歯でも生えたての時期が効果的です。乳歯は半年〜2歳半くらいで萌出してきます。永久歯は6〜12歳くらいまで萌出してきます。
6〜12歳くらいの時期での交換期と言われる時期は、乳歯の横に永久歯が生えてきます。その頃に乳歯自体に虫歯があると、生えてきたての永久歯にすぐ虫歯が移ってしまうことがありますので、生え変わるから乳歯は治療しなくていいというわけにもいきません。歯磨きが難しい時期ですので、親御さんの仕上げ磨きとフッ素塗布が効果的かと思います。
フッ素のリスク
フッ素は怖いものだよと雑誌やネットに書かれていることがあります。そんなこと言われると気が引けますよね〜。実は元素記号F フッ素は猛毒です。ただし、一般的に歯科医院や歯磨き粉で言われているものはフッ化物と言われる化合物になります。フッ化物になりますと濃度を守って使用すれば、安全に使用できます。モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化ナトリウムという名前で配合されていると思います。
フッ素応用の方法
家庭用の歯磨き粉などは濃度は低めです。虫歯予防効果は20%程度と言われています。
歯科医院でのフッ素塗布は濃度が高く、虫歯予防効果は50%程度と言われており、非常に効果的ですが少し濃度が高いため、毎日するのには向いていません。3〜4か月の1回程度の使用でいいでしょう。それと合わせてご家庭での歯磨き粉、歯磨きペーストをお勧めしています。
フッ素、小児の予防、歯の強化、虫歯なりにくくする について 相談できる
この記事書いたのは 医学博士 歯科医師 今井佑輔 です。
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大阪市旭区千林大宮に「ステラ歯科クリニック千林大宮」を開院し、院長を務めています。
「自分が本当に通いたい歯科医院」をモットーに、生まれ育った地元大阪で歯科医療で貢献して参ります。