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こんにちは ステラ歯科クリニック千林大宮 今井佑輔 です。
歯に違和感を覚える方の症状で浮いた感じがするという風におっしゃられる方がいます。
どういう状態になっているのでしょう?
まず歯の構造について勉強しましょう。
歯の構造
よく勘違いされているのは歯は歯茎にくっついているのではないということです。骨が支えているわけですね。骨が直接支えているわけではなく、歯根膜と言われる薄い繊維の膜が挟まっています。実はこの歯根膜はすごい仕事をたくさんしています。
歯根膜って?
よく歯をぬいて歯の数が少なくなってくると、ボケてくる。認知症になるよ。というような話を聞きます。歯根膜には神経が張り巡らされており、噛んでるなというのを感じ取る感覚の神経が張り巡らされています。無意識に噛み締め食いしばりやカチカチ歯同士が接触すると神経が興奮して情報が脳に伝わるわけです。それが刺激になって脳が活性化されて一つの大きな役割を果たします。抜いてしまうとその刺激がなくなったり、減ったりするので認知症になりやすいということになります。
この歯根膜は歯の表面にも血液を供給していますし、歯の周囲の骨にも血液を供給していると言われています。なので抜歯をすると周囲の骨が少し下がってしまうのは、血液供給が減ってしまうからなのです。なのでインプラント処置でも場合によれば、歯の一部分をのこしてインプラントを行うような方法もあります。
歯が浮いた感じはどういう時?
少し本題とはそれましたが、非常に重要な歯根膜を知っていただくことができました。
実際どんな時に歯が浮いた感じがするのか?
答えは歯根膜が少し炎症を起こして腫れている時です。ただ、腫れているかは見えないので、浮いているという症状として感じることがあります。
具体的には
①歯周病
歯茎の周囲に炎症が広がるため、周囲の骨や歯根膜にまで炎症が広がります。そのため、歯根膜が腫れぼったくなり浮いた感じとして症状が出ます。
②根尖性歯周炎
歯周炎とありますが、炎症起こす場所が違います。根の先端に起こるものです。どちらかというと虫歯が原因です。一度神経治療した歯に起こることもよくあります。これも歯根膜周辺が炎症を起こすため、浮いた感じとなって症状が出てくると思います。
③歯ぎしり食いしばりなどの歯にかむ力がかかっている時
これも支えている歯根膜が押さえつけられて、バイ菌感染してなくても歯根膜が引っ張られすぎたり、押しつぶされたりしてういた症状に繋がることもあります。
歯医者さんに行きましょう!!
いずれの状態でもほっておくとよくありません。歯周病も根尖性歯周炎もほっておくと悪化する一方です。歯ぎしりも歯にダメージが多くなってくると揺れてきたり、最悪の場合抜歯しないといけないことにつながります。一度ご相談ください!
歯が浮いた感じ、むずがゆい、噛んだ時違和感、歯根膜、インプラント について 相談できる
この記事書いたのは 医学博士 歯科医師 今井佑輔 です。
大阪市旭区千林大宮の相談できる歯医者さん
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大阪市旭区千林大宮に「ステラ歯科クリニック千林大宮」を開院し、院長を務めています。
「自分が本当に通いたい歯科医院」をモットーに、生まれ育った地元大阪で歯科医療で貢献して参ります。